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第1話

2016
02-13
「ユウ君ね…
ほう、なかなか修羅場をくぐり抜けておるようだね」

俺はとある探偵のもとへ仕事を求めてやってきた

「ふむ、人手不足でネコの手も借りたいくらいだったから助かるよ
と言ってもうちは細々とやってるから今では2人しかいないがね。
きみに頼みたいことはどちらかというと探偵業というよりは探偵のサポートになる。
というのも探偵とは女性がメインというのが持論でね。
ただそれだとより危険な任務をこなすのが非常に難しい。
探偵とは武闘派ではないから格闘になった際女性ではあまりにも危険だ。
無論最低限の護身術は身につけているが。
幸い今のところ、そういった依頼はないが、たまにくるものについては仕方なくやってもらっている感じだ。」

「女性に…ですか」

「ああ、といっても二名いるうちの一名は情報収集のスペシャリストで、そっちには一切危険なことはさせない。」

「というと、もう一人の方が一人でやってるんですね」

「その通り。
身の上を話すのも気が引けるが
彼女はもう15年も前になるがKGBの訓練を受けているんだよ。」

「ほう、じゃあ危険任務でも問題ないように思えますが…」

「……当時のままならな。
実は当時、実験的に肉体を強化されていたそうだ、
彼女の身体能力はずば抜けていてKGBの並みいる男を退けてトップクラスだったんだが、よくよく考えれば強化人間、つまり人間ではないんだから当たり前の話だ。
いわば戦闘兵器だったんだよ。」

「へぇ…今はどうなんですか?」

「15年前のさる一件が終わると
彼女は人間としてのせいを全うすることを選び、人間に戻る手術をした。
その後は平和に暮らしていたそうだ、無論戦いとは無縁のな
だが数年前に当時共に戦った仲間と再会したことで以前探偵をしていたことを思い出したようだ。」

「?・・・ 記憶がそもそもなかった?」

「いや、タイミングはわからないがどうも人間に戻ったタイミングでなくなっているように思えてならない。
彼女は少しずつでも記憶が戻ることを願い、探偵業につくことを決意した。」

「なるほど…当時の腕も戻ったんですか?」

「いや…武器の使い方のうまさはセンスなのか記憶なのかわからないが、
当時のようには動けるわけはないからな。もともと研究員の両親をもつ学に長けた家のでだそうで
強化人間以前に格闘技やらはやっていなかったようだよ。」

「まあ…そうですよね」

「だがまあかつての仲間が見兼ねて指導してくれてるそうだがな。うまくいくといいが・・」

「危険から守るのはその女性ですか?」

「ああ。以前危険な任務をやってもらったときにまさに危惧していた場面に遭遇してな…
彼女も武器を手に応戦したがプロには叶うまい…」

「え?無事だったのですか??」

「わからん。気づいたら見知らぬ家のベッドで寝ていたようだ
誰が助けてくれたのか…あのままだったら確実に…」

「…ですね。その役割を僕がやるわけだ。」

「そう・・・長くはなったがそういうことだ。危険な任務だけじゃなく一応パートナーだからな、できる限り行動を共にするように」

「うっ…大変だ…ちなみに綺麗な人ですか?」

「もちろんだよ。胸はでかいし、なかなかボリュームのある身体付きでな。40には見えないぞ!」

「40…若い子がよかったな」

「ふふ、そのがっかりも彼女が来たら吹っ飛ぶぞ
明日こちらに来るから楽しみにしておきなさい。」

「えっ…じゃあ??」

「あぁ、不採用にする理由がない。彼女が嫌がったら別だがな」
がははっと冗談ぽく笑い飛ばす

なんとか当分はやっていけそうだ、と心の中で小さくガッツポーズをした。
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